◆機能性塗料とは何でしょうか。

日本のみならず世界規模で環境破壊がすすみ、深刻な状態を招いています。

たとえば自動車の排気ガスによる環境汚染や異常気象による寒暖差の激しい時節なども目立ってきました。

ゲリラ豪雨などで地滑りが起き、民家が押しつぶされるなど甚大な被害が国内外に広がっています。

身近な問題としては、省エネをどうやって加速させるかが世界的なテーマになっています。

機能性塗料とは、一言でいってしまうと建物などの保護や美観をつくりだす目的以外の特殊な機能をもった塗料のことです。

太陽光などの熱を遮断する耐熱性の強い塗料とか、砂ぼこりや目に見えない小さな埃を付着させない塗料、大気汚染(VOC)を建物に寄せつけないようにする塗料などもその一例です。

塗料によってさまざまな機能を発揮することから、これらのすべての塗料を総称して「機能性塗料」と呼ばれています。

◆どのような種類があるのでしょう。

例えば、防かびや防藻性に強い塗料、抗菌性、防水性、低汚染性などの機能をもった塗料、静電気防止性・透湿性、身近なところでは省エネに関わる遮熱性や断熱性、高耐久性などがあります。

先にあげた大気汚染による埃や各種の有害物質(VOC)に対応した塗料は、大気汚染防止法施行令によって注目を集めるようになりました。

住宅の屋根はもちろん、道路や橋、公共施設などに有害物質が付着しないように開発された機能性塗料です。

電気・磁気的機能(帯電防止・電気絶縁)をもった塗料もあります。

耐熱・断熱・遮熱機能をもった塗料も普及しはじめました。

これを家庭の屋根や屋上のベランダに塗布すると、住戸内の温度を1℃~5℃は下げられるといったデータもあります。

その他、結露防止、落書き防止、防水・防音対策塗料、抗菌・防カビ・防虫、人工衛星用や下水道保護のための機能性塗料など、いま国内では数えきれないほどのジャンルに対応した機能性塗料が製品化されています。

◆将来の需要はどうなのでしょう。

機能性塗料だけに限りませんが、さまざまな分野において日本の開発技術やそれを推進する発想力は世界ナンバーワンと言われています。

ご紹介した機能性塗料の分野はごく一部にすぎません。

これ以外にも、すでに未来にむけた研究開発と製品化がすすんでいます。

これらの先端的な製品は一朝一夕にはできないため、たとえばニッポンが機能性塗料の先進国となれば、世界中にその機能性塗料が輸出されるようになります。

日本にはどれくらいの外壁・屋根があると思いますか。

アメリカには?

ヨーロッパやアジアには?

そのように考えると需要は無限大です。

外壁や屋根塗装を機能性塗料に換えるだけで、地球温暖化の防止力や省エネコストは飛躍的に向上すると言われています。

機能性塗料は、これからが楽しみな未来志向の塗料です。

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